複数の貸金業者で借り入れありの人は新規でローン申込できる？
私の友人ヒロト（男性、仮名です）はお金の使い方が上手でなく、現在複数の貸金業者で借入しています。そんなヒロトが新たにローンを組むことを考えています。複数の貸金業者で借り入れありの人は新規でローン申込できるのでしょうか？
新規ローンを組むことは難しいものと思われます
友人のために質問をするなんて、友達思いの質問者さんなんですね。ヒロトさんは複数の貸金業者から借金をしているとのことですから、最低でも２社からお金を借りている状態ですね。借入金額にもよりますが、新たにカードローンを申込んでも審査不通過になる可能性が高いと思われます。
貸金業者の審査の意味を少し考えてみましょう。貸金業者は、お金を貸して元金と利息を支払ってもらうことで利益を上げることができます。利息の支払いの有無が会社の営業を左右すると言っても過言ではなく、貸金業者の主な収入源となっているわけです。
ですから、お金を貸す時に申込者の返済能力を確かめ、確実に返済してくれる人にお金を貸す。これが貸金業者の審査の重要ポイントです。ヒロトさんはすでに借金が２件あるわけですよね。そう言う方にお金を貸しても、返済の確率は高くないと判断される可能性が高いのです。ですから、ヒロトさんの新たなローン申込は厳しいかもしれません。
ただし、審査基準が比較的ゆるいと言われる貸金業者で申込をすれば、もしかしたら審査通過OKとなるかもしれません。審査基準が比較的ゆるいのは、消費者金融と言われています。銀行や銀行系カードローンよりは審査基準のトーンが少しゆるめですから、消費者金融で申込することをすすめてあげるのはいかがでしょうか？
もし、それでも審査不通過の場合は潔くあきらめること。今の借金を返済することに専念すること。この２点が重要になってくるでしょう。
ローン、借り入れありの人も手続簡単!キャッシング
消費者金融とは、事業向け金融の対語で、生活資金の借入のことを言います。 住宅ローンや自動車ローンもその枠組みでは消費者金融の一種です。住宅や自動車向けの借入が担保有なのに対して、キャッシングやカードローンは無担保で、資金の使途も自由です。
キャッシングは、クレジットカードにキャッシング枠としてついていたり、住宅や自動車向けに比べると枠が少額な分、審査も手軽なのがメリットです。カードローンについても、原則として無担保、保証人不要で、年収と、その時点でほかに債務があるか場合は、年収から他の債務を引いた残りの返済能力で審査をします。
借入の金額も小額から自由に設定することができ、返済も自分の都合で多くも少なくもできるので、早く返してしまえば金利は安く抑えることができます。 銀行に自分の預金があっても、時間外手数料など、ＡＴＭの利用に費用が掛かる場合はキャッシングして翌日に返済してしまえば手数料より利息のほうが安く済ませられることもあります。
キャッシングの枠は、借りる人が返済可能な額を基に決められるため、同じ年収なら、ほかに借り入れありの人はその分を引いた残りが、返済可能な金額として新しく借り入れをする際の基準になります。
より金利が低い借入を利用するためや、カードの枚数を減らすために新しく契約をしたい場合は、おまとめローンというサービスを利用したり、今持っているクレジットカードのキャッシング枠で、利用をしていないものがあれば、クレジットカードは解約しなくても、そのカードのキャッシング枠だけを0にすることも可能です。
最近では、銀行系の借入カードも充実し、金利も10%以下からと手ごろになっています。また、コンビニなどのＡＴＭでは銀行のキャッシュカードは使えるところと使えないところ、手数料の違いなどがありますが、ローンカードは信販系など、比較的多くの提携ＡＴＭがあります。銀行口座とは別に一つは持っておくと、便利で安心です。
